ヤクニン
「世に棲む日日」の第3巻には「ヤクニン」という章がある。この章によると「ヤクニン」という日本語は、この当時ローニンということばほどに国際語になっていた。ちなみに役人というのは、徳川封建制の特殊な風土からうまれた種族で、その精神内容は西洋の官僚ともちがっている。極度に事なかれで、何事も自分の責任で決定したがらず、ばくぜんと、「上司」ということばをつかい、「上司の命令であるから」といって、明快な答えを回避し、あとはヤクニン特有の魚のような無表情になる。
今のヤクニンと同じですね。
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