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2008年11月

「新・忠臣蔵」第2巻

勅使饗応の最終日、贈り物が少ないことを根にもった吉良は浅野に対し陰湿ないじめを続ける、また、前夜は妻の阿久利に対しても悪質な罠を仕掛けた。

こうしたことが重なり浅野は遂に松の廊下にて吉良を切りつけるが致命傷とならず吉良は生き残こりお咎めなし、しかし浅野は綱吉に即日切腹を申し付けられる。喧嘩両成敗の慣例を破ったこの裁定に世論はしだいに浅野に同情的になる。

一方地元赤穂では、御家断絶、城池没収のお沙汰に石は徹底抗戦が、無血開城か最後の決断を迫られるる。また、生き残った吉良はこのままでいいのか・・・。

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「新・忠臣蔵」第1巻

「新・忠臣蔵」(文春文庫)は舟橋聖一が毎日新聞に昭和31年から36年にかけて連載した新聞小説です。1999年NHK大河ドラマ元禄繚乱の原作であり舟橋氏の代表作の一つです。

第1巻は浅野内匠頭が勅使饗応の御馳走役に任命されたところで終わっている。全8巻と先か長い小説です。

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「東南アジア食紀行」

森枝卓士のフォトエッセイ。徳間文庫。全体の約3分の1がアジア各国の料理を中心とした写真です。森枝氏の本は始めてですが、調べると多数の著書があります。カメラマンでもあり、文化人類学者、また、アジア料理の研究家など幅広い活躍。趣味イコール仕事ということでうらやましい限りです。

文庫なので写真が小さいのが残念でした。

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「阿片戦争」(上)

陳舜臣の「阿片戦争」(上)講談社文庫は600ページ近い大冊。清朝末期、1940年から2年間にわたり行われたのが阿片戦争です。上巻ではこの戦争の前夜、阿片の害を憂う李則徐や新進の実業家連維材が既得権益を守ろうとするギルドや賄賂漬けの官僚たちとの対立と、執拗に開国を迫るイギリスを始めとした外国勢との確執を描いています

上巻では連維材が謀略により逮捕され拷問を受けるがじっと耐え、やがて番頭の温翰の尽力で助けられる様子が読みごたえがありました。

陳舜臣の作品は初めてで、大変長い小説ですが、あきさせないドラマティックな筋立てはすばらしいとおもいました。

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「上海の西、デリーの東」

素樹文生の「上海の西、デリーの東」、単行本としては1995年発行、文庫本は1999年1月の発行です。旅行記にしては文庫で400ページ以上とかなり分厚い本になっています。バックパッカーとして東アジアを巡った思い出話をまとめた本ですが、随筆に近いような筆運びで、一味違った旅行記に仕上がっています。経歴はオートバイが趣味で、アメリカ生まれのデザイナーということで、なんとなく育ちがいいような雰囲気があり、この本も貧乏旅行の様でもあり、一方、なんとなく育ちのよさが滲み出てくる作品です。

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