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「阿片戦争」(下)

奈良本辰也氏のあとがきによれば、この作品は連維材などフィクションによる人物の方が精彩があり、一方、林則徐は卓抜な政治家として描かれているが、人間性についての記述が乏しいとしている。この小説の主役は判然としないが、人物としては連であろう。

また、この小説で若い魅力ある人材があたかも中国の維新、黎明期を象徴するかの様に描かれており、これから始まる新時代の胎動を感じさせる。また、民衆主導の政治変革への移行も暗示させる。

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